ケニアについて

ケニアについてご案内しています。




ケニアの経済、観光、環境

一度行くと二度も行きたくなる不思議な国、ケニアは隠れた魅力を秘めた国です。

地球創生以来息づいてきた野生動物たちと大自然の営みを実感し、大きな感動とみずからに勇気を与えられる国、旅行をした人々の人生感までも変えてしまうという不思議な魅力を秘めた国、それがケニアです。

ケニアはイギリスの永い統治のもと、政治、経済にもヨーロッパ的な体制を取り入れてきました。多くの知識人は英国やアメリカから学び、ケニアはアフリカ大陸においても21世紀最も将来性のある国として世界経済界、観光業界の熱い注目を集めています。

首都ナイロビは赤道直下にもかかわらず、年間平均気温が18度~27度という温暖な気温に恵まれています。近代的な高層ビルが建ち並びここはヨーロッパの一角ではないかと勘違いするほどの雰囲気があります。

英国のエリザベス女王はケニアを2度も訪問、即位式もケニアで行っています。アメリカの有名な作家、ヘミングウェイーもその魅力の取り付かれ、ナイロビに生活拠点を動かしました。オスカー賞を受賞した名作映画「愛と哀しみの果て」での舞台となった場所は現在も有名なカレン博物館として残されています。

これまで遠い国と考えられていたケニアですが、昨今では資源の開発、農業、産業等の近代化が急速に進んでいます。ケニアは観光立国とて宣言、国をあげて、治安の改善、インフラの整備、産業の育成等にまい進しています。今日では世界から150万人を超す観光客が訪れ、毎年その人数は激増しています。日本からも約2万人の人々が訪れています。


ケニアの首都ナイロビ

ナイロビはほぼ赤道上に位置する街で、海抜約1700m、気温は年平均約19°C、1年を通じて日本の軽井沢の夏の気候に似ている。
ナイロビの名はマサイ語の「エンカレ・ナイロビ(冷たい水)」からついたといわれている。


ケニアの国立・私設保護区および国立公園

ケニアには野生動物を保護する為の国立保護区および国立公園があります。それぞれが違った雰囲気と特色をもっています。目前で繰り返される、次の1コマ、1コマがあなたに大きな感動と明日への勇気を与えてくれます。




マサイマラ国立保護区(Masai Mara National Reserve)

ナイロビから西方面に向かって約260km(約5時間車)走ると、マサイマラ国立保護区が見えてくる。タンザニアの国立公園とも接する、巨大な国立保護区である。

何と言ってもこの保護区の代表的動物はヌーである、毎年7月から8月にかけてタンザニア側からケニアになだれ込んでくるヌーの大群。
その数、なんと100万等を超えるから驚きである。11月から12月になると、今度はケニア側からタンザニアに向けて大群が動く、まさに圧巻の限りである。ケニアサファリの「ビッグ5」に数えられる動物たちもこの地域に多くケニアサファリ第一の人気の場所である。

ナイロビから移動する場合は小型機を利用すれば1時間前後でマサイマラ空港に到着する。空港から宿泊先のロッジまではロッジの車が出迎えてくれる。飛行中天候が良ければ地球創生の起源がわかる大地溝帯を見る事も出来る。大地溝帯(グレート・リフト・バレー)とは地盤の動きによって地球の割れ目と言われる大きな渓谷が出来た跡である。

アンボセリ国立公園(Amboseli National Park)

ナイロビから東方面に向かって約250km(約5時間)車で走るとアンボセリ国立公園が見えてくる。 標高5,895メーターの霊峰キリマンジャロはタンザニア国内にあるがアンボセリ国立公園から見るキリマンジャロの雄大な姿が一番美しいと言われている。

日本の富士山と同じくその雄姿をみるのは非常に難しく朝の僅かな時間と夕がたのみである。毎日必ず見える訳でもない、その姿を余り見る事が出来ない故にこの山の神秘性をより高めている。アンボセリ国立公園には大物である象、キリン、ライオン等も多く生息している。
ナイロビから移動する場合は小型機を利用すれば45分程度でマサイマラ空港に到着する。

サンブル国立保護区 (Samburu National Reserve)

ナイロビから北方面に向かって約350キロの場所にサンブル国立保護区が存在する。サンブルにはケニア国内線で移動するのが快適で便利である。
サンブル国立保護区は標高900メーターと低い地域にある為、他の保護区と違い気温が高い。気温が違う為、他の保護区とは違った動物を見る事が出来る、特にキリンの群れ、模様が美しいシマウマ、カモシカ、象の親子の行進等、思わぬ感動に出くわす事が多い。保護区内にあるロッジでは人になつっこいモンキーが多く遊んでいるが手に食べ物等を持って歩くことは避けた方が良い。サンブル国立保護区の境界線近くには「野生のエルザ」で有名な女流小説家が過ごしたキャンプ場が存在する。

スイートウオーター私設動物保護区 (Sweetwaters Private Animal Reserve)

サンブル国立保護区から南西に約175キロの場所、車で3時間半前後、にスイートウオーターズ私設動物保護区が存在する。 果てしなく広がるサバンナの果てには5,199メーターの勇姿を誇るケニア山を望む事が出来る。
スイートウオーターズには多くの象の群れを見る事が出来る。絶滅寸前のクロサイや、チンパンジーを見る事が出来る。ケニアにはチンパンジーは生息しないので他国から運ばれてきて保護されている。
スイートウオーターズではケニア山を背景に大自然のサファリが満喫できる。

アバデイア国立公園 (Aberdare National Park)

イギリス植民地時代、木の上にロッジを作った為、現在でも、木の上にいながらサファリを楽しめるという風変わりな国立公園。
このロッジを有名にしたのは、エリザベス二世がオーストラリア等の公式訪問後、このロッジでサファリを楽しんだが、国王の急逝を知り、その木の上のロッジで王位継承の儀式が行われたからである。現在は世界各国から多くの観光客がこの場所を訪れる。
夜になっても、ロッジ目の前の水飲み場へは多くの動物が訪れる。まさに興奮のるつぼである。ちなみにエリザベス二世はその後もこのロッジを訪問した。
但し、国立公園内に自由に車を入れさせない為、大きな荷物は公園入り口前に置き、宿泊に必要な最小限の手荷物でこのロッジにはいる。

ナクル湖国立公園  (Lake Nakuru National Park)

ナイロビから北方面に向かって約160km車で走ると、近代的は装いをした大きな町が見えてくる。そこがナクルの町である。ここはケニアの中央部に位置し、地球の起源の動きがを垣間見る事が出来る大地溝帯( The Great Valley Area)にある。
大地溝帯はその気候が農作物、果物等に最適であり、多くのファーム等が見られる。ここはケニア、ヨーロッパの野菜等の原産地である。

ナクル湖には肉食動物にとって最も嫌な炭酸ソーダーの成分が含まれている。肉食動物が集まらない為、フラミンゴ等水鳥にとっても安全な居留地となっている。多い時には100万羽を超すフラミンゴが集まる、その姿は圧巻である、湖全体がピンク色に染まる事もあり、幻想の世界にいるような錯覚にもおちいる。現在世界遺産として登録されている。

マウントケニア・サファリクラブ (Mount Kenya Safari Club)

5,199メーターのケニア山の麓近くにあるナンユキ(Nanyuki)からから車で10分程のところに一世を風靡したハリウッドの映画スター、ウイリアム・ホールデンが創設したマウントケニア・サファリクラブがある。18ホールおゴルフコース、釣り堀、乗馬等至り作せりの設備があり、まるで高級住宅を思わせる感がある。
創設のメンバーにはイギリス首相、チャーチル、元アメリカの大統領ジョンソン等も名を連ね、その輝かしいステータスは世界の五つ星とも称される程である。
近くには動物の孤児院も併設されており、孤児となったいろいろな動物があたたかく見守もられている。
世界のセレブをうならせた「人生最高の至福」の時間はまさにこの場所にある。